波のような心に、そっと寄り添う

2025/12/6

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産後のからだは、思っていた以上に繊細でした。
出産をしてから1年以上経ちましたが
眠れていない日が続いたり、子どもの泣き声に胸がぎゅっと緊張したり、
まだまだ、自分でも驚くほど感情が揺れることがあります。

とくに月のリズムが戻ってきてからは、
「前よりつらいかも」と感じる瞬間が増えました。
あれ、こんなことで涙が出ただろうか。
どうしてここまで気持ちが重くなるんだろう。
そんな“ゆらぎ”が、産後のPMSにはつきものなのだと、ようやく知りました。

でも、最近思うのです。
この揺れには、ちゃんと理由があって、
そしてこの揺れに寄り添う方法は、ちゃんとあるということを。

自分の“波”を知っておく

カレンダーに、そっと印をつけるようになりました。
「なんとなくつらくなる前の週」
「ちょっと落ち込みやすい日」
ただそれだけで、この先の自分にクッションを置いてあげられる。

“今日は無理しなくていい日”
そう決めておくと、心のハードルがひとつ下がります。

完璧でいようとしない

産後は、とにかく「頑張ること」が習慣みたいになってしまう。
家事も育児も仕事も、気づけばキャパぎりぎり。
でもPMSの波が来ている日は、そもそもエネルギーが少ないだけ。

そんな日は、
洗濯は明日でいいし、
夕飯は簡単でいいし、
おやつだって少し多くていい。

「まぁいっか」と言える自分でいられると、心が少し軽くなります。

ほんの数分の“逃げ場”をつくる

ベランダに出て深呼吸する。
温かい飲みものを口に含む。
お気に入りの香りをひとかけ。

たった2分でも、しんどさの波がいったん途切れる。
それが、驚くほど救いになる日があるのです。

感情は、“私のせいじゃない”と知っておくこと

イライラしやすくなった自分を責めるのは簡単だけれど、
本当はそうじゃないと頭ではわかっている。

「これはホルモンの揺れ。いまはそういう時期。」
そう言葉にしてみると、感情に距離が生まれます。
その距離が、ほんの少しの余裕になる。

揺れながらでも、ちゃんと前に進んでいる

産後のPMSだけでなく、
“ゆらぎ”は大なり小なり誰でも感じるもの。

ゆらぐ日も、落ち込む日も、涙が出る日も、
どれも、あなたというひとりの人が一生懸命に暮らしている証。

波のある自分を否定せず、
その波に合わせて暮らしを調整していくことは、
自分を大切にする新しいスキルなのかもしれません。

どうか、やさしい目で“今日の自分”を見てあげられますように。
そして、その日その日の波とともに、少しずつ前に進めますように。

コーヒーを飲んだり、ぼーっとしたり。
お花屋さんにふらっと立ち寄ったり。
雑貨屋さんでお気に入りのアイテムを見つけたり。

どうぞ、楚々葉山へお立ち寄りください。
がんばるあなたに、そっと寄り添う場所です。


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楚々 葉山

楚々葉山は、自然に寄り添い、飾らない自分でいられる場所。 葉山の暮らしから生まれる、やさしいライフスタイルを提案しています。

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