2025/10/20
昨年、子どもが生まれる頃に葉山に移り住み、
先日、その我が子が1歳になりました。
「葉山で働き、葉山で暮らす」という生活が始まって約1年。
葉山に来る前は、
“仕事の顔”と“家の顔”をきちんと切り替えるのが大人だと思っていました。
でも今は、
そんな線を引けるほど器用じゃない自分を、この町がまるごと受け入れてくれているように感じます。
朝は、足元にしがみつく子どもをなだめるようにしながらバタバタと身支度を整え、家を出ます。
楚々までは歩いて10分ほど。
空を見上げると、雲がゆっくり流れていて
潮の匂いがふっと漂ってくる。
まるで家を出るまでの慌ただしさがなかったかのよう。
ゆるやかな葉山の空気を感じながら歩く道のりが、お気に入りです。
楚々には、顔なじみのお客さまも多く
「この前のイベント、良かったね」「お子さん、大きくなったね」
そんな会話が、仕事の合間に交わされます。

葉山では、
働くことも人と繋がることも、暮らしの延長線にあるように思います。
飾らず、繕わず、気張らず、
そのままの自分で、人と関わること。
それはときに勇気がいるけれど、
“働く”って、きっとそういうことなんじゃないかと思っています。
「葉山で働き、葉山で暮らす。」
それは、仕事も家庭も対立させず、
ひとつの“暮らし”として抱きしめていくこと。
完璧じゃなくていい。
ただ、ここで生きる私たちのリズムを大切にしていけたら、それでいい。
誰かに見せるためではなく、
自分が本当に心地よく呼吸できる生き方を選ぶということ。
今日も、ゆるやかな葉山の空気の中で、
ありのままの私が、ここにいます。
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