2025/10/22

10月1日の「コーヒーの日」に合わせて、楚々では季節限定のシングルオリジンをリリースしました。
今回のシーズナルコーヒーは、世界最大のコーヒー生産国—ブラジル。
コーヒーの歴史を語る上で欠かせない国でありながら、どこか“クラシック&スタンダード”の象徴のような存在。
その安定した品質と豊かなテロワールは、まさに世界のコーヒー文化を支えてきた backbone(背骨)といえます。
美しい自然と活気のある国

ブラジルの広大な高原地帯は、昼夜の寒暖差が大きく、土壌にミネラルが豊富。
そのため、果実がじっくりと熟し、ナッツやチョコレートを思わせる香ばしさ、そしてやわらかな甘みを生み出します。
酸味は穏やかで、丸みのあるボディ。
一口飲むごとに、どこか懐かしく、安心感のある余韻が広がります。
コーヒーを“飲む時間”そのものを豊かにしてくれる味わいです。
楚々では、この豆を中深煎りで焙煎。
ナッツやチョコのような甘みを際立たせながら、秋にぴったりの“ほろ苦さ”を加えています。
温かいカップから立ちのぼる香りは、空気が少し冷たくなり始めたこの季節に心地よく寄り添います。
ホットはもちろん、アイスにしてもバランスの取れたまろやかさが際立ち、後味にほんのりとした甘い余韻が残ります。

ベーシックでありながら、何度でも新しい発見がある。
それが、ブラジルコーヒーの魅力です。
日常の中にそっと寄り添いながらも、飲むたびに想像を広げてくれる奥深さ。
広大な農園の風景や、手摘みで収穫されるコーヒーチェリーの光景が、カップの向こうに浮かんできます。

この秋、楚々ではブラジルのシングルオリジンを
シーズナルコーヒーとしてご提供しています。
店内でも、豆のままでもお求めいただけます。
ホットで香りを楽しむのはもちろん、ミルクを少し加えてまろやかにするのもおすすめです。
この一杯から、秋のはじまりをゆっくりとお楽しみください。
